Googleスプレッドシートでスケジュール管理する方法|作り方と運用のポイントを解説
スプレッドシートならチームのスケジュールを手軽に共有できる
Googleスプレッドシートを使えば、専用ツールを導入しなくても、チームの予定、タスク、担当者、期限、進捗状況を一つの表で管理できます。
複数人が同時に編集できるため、小規模なプロジェクトや日常業務のスケジュール管理に適しています。
ただし、項目や入力ルールを決めずに始めると、表記のばらつき、更新漏れ、担当者不明、表の肥大化が起こります。本記事では、管理表の作り方と継続運用のポイントを解説します。
スプレッドシートによるスケジュール管理が向いているケース
- 社内のタスク管理
- Webサイト制作の進行管理
- 記事やSNS投稿の公開予定管理
- 営業案件の対応予定管理
- イベントやキャンペーンの準備
- 採用活動の選考スケジュール
- 月次業務や定例作業の管理
管理項目がある程度決まっており、関係者が数名から十数名程度の業務に向いています。複雑な依存関係や細かな権限設定が必要な大規模案件では、専用ツールの方が適する場合があります。
スケジュール管理表に必要な項目
|
項目 |
内容 |
|---|---|
|
タスク名 |
実施する作業 |
|
担当者 |
作業責任者 |
|
開始日 |
作業開始予定日 |
|
期限 |
完了予定日 |
|
ステータス |
未着手・進行中・確認中・完了など |
|
優先度 |
高・中・低 |
|
進捗率 |
0%・25%・50%・75%・100% |
|
関連資料 |
GoogleドライブなどのURL |
|
備考 |
課題、確認事項、次の対応 |
最初から項目を増やしすぎると入力負担が増えます。まずは「タスク名・担当者・期限・ステータス」の4項目から始める方法がおすすめです。
スプレッドシートでスケジュール管理表を作る手順
-
1管理する業務の範囲を決める
「マーケティング業務」のように広くせず、「SEO記事制作」「Webサイト更新」「展示会準備」など対象を絞ります。複数業務をまとめる場合はカテゴリ列を追加します。
-
21行に一つのタスクを入力する
「構成作成、執筆、確認、公開」を一行にまとめず、工程ごとに分割します。どこまで完了したか、どこで遅れているかが見えやすくなります。
-
3ステータスをプルダウンにする
自由入力では表記がばらつくため、「未着手・進行中・確認待ち・保留・完了」などに統一します。優先度も「高・中・低」のプルダウンにします。
-
4担当者を明確にする
原則として主担当者を一人設定します。確認者や協力者が必要な場合は別列を設けます。部署名だけでなく、できるだけ個人名まで設定します。
-
1開始日と期限を設定する
期限に加えて開始日を入力すると、着手の遅れ、作業期間、担当者への集中を把握しやすくなります。
-
1条件付き書式で期限を見える化する
期限超過、期限間近、完了を視覚的に区別します。ルールを増やしすぎず、重要な3種類程度から始めます。
-
2フィルタで必要なタスクだけを表示する
担当者、ステータス、優先度、期限、プロジェクトで絞り込みます。複数人で利用する場合は、他の人の表示に影響しないフィルタ表示が便利です。
条件付き書式で使える数式例
期限がD列、ステータスがE列の場合、期限超過かつ未完了の行を判定する例:
=AND($D2<TODAY(),$E2<>”完了”)
完了した行を判定する例:
=$E2=”完了”
スケジュール管理表の具体例
|
タスク名 |
担当者 |
開始日 |
期限 |
ステータス |
優先度 |
|---|---|---|---|---|---|
|
修正内容の確認 |
田中 |
7月22日 |
7月23日 |
完了 |
高 |
|
見積もり作成 |
佐藤 |
7月23日 |
7月25日 |
進行中 |
高 |
|
デザイン修正 |
鈴木 |
7月28日 |
7月31日 |
未着手 |
中 |
|
クライアント確認 |
田中 |
8月1日 |
8月4日 |
未着手 |
中 |
|
本番反映 |
鈴木 |
8月5日 |
8月6日 |
未着手 |
高 |
カレンダー形式と一覧形式はどちらがよいか
カレンダー形式が向いている業務
- イベント開催日
- SNSや記事の公開日
- 担当者の勤務予定
- 予約状況
- 月間キャンペーン
日付ごとの予定を直感的に把握しやすい一方、担当者、進捗、優先度、関連資料など多くの情報を管理する用途には向きません。
一覧形式が向いている業務
- プロジェクトの進行管理
- 複数担当者のタスク管理
- 制作工程の管理
- 問い合わせ対応
- 営業案件管理
進捗管理では一覧形式、公開日やイベント日だけを確認したい場合はカレンダー形式が適しています。
スプレッドシートでスケジュール管理するメリット
無料または既存環境で始めやすい
GoogleアカウントやGoogle Workspaceを利用していれば、新しいツールを契約せずに始められます。
複数人で同時に更新できる
個別にExcelファイルを送り合わず、同じデータを確認できます。
自社業務に合わせて変更できる
列や計算式を自由に追加し、業務の変化に合わせて調整できます。
データの集計や分析がしやすい
担当者別、プロジェクト別、ステータス別に集計し、FILTER関数などで必要な行だけ表示できます。
スプレッドシートでの管理がうまくいかない原因
入力ルールが決まっていない
日付、担当者、ステータスの表記をプルダウンなどで統一します。
更新するタイミングが決まっていない
作業開始時、状況変更時、完了時、終業前、週次会議前など、更新タイミングを決めます。
管理者がいない
表全体を確認する責任者を置き、期限切れや担当者未設定を確認します。
一つの表に情報を詰め込みすぎる
スケジュール、議事録、売上、顧客情報など用途の異なる情報はシートやファイルを分けます。
専用のタスク管理ツールへ移行する目安
- タスクが数百件に増えた
- 更新漏れが頻繁に発生する
- タスク間の依存関係を管理したい
- コメントや通知が大量に発生する
- 閲覧権限を細かく分けたい
- 工数や予算も一緒に管理したい
- 過去の履歴を追いにくい
重要なのは、最初から高機能なツールを入れることではありません。現在の業務量に合う方法で始め、管理が複雑になった段階で移行します。
まとめ
Googleスプレッドシートでは、タスク、担当者、期限、ステータスを一つの表で管理できます。管理表は見た目よりも継続して更新されることが重要です。
必要最低限の項目で始め、入力ルール、更新タイミング、管理責任者を決めたうえで、自社に合う形へ改善していきましょう。
参考:Google公式情報
主に活用したGWSツール
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